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第三十一話⑤ ※※※

Author: 三木猫
last update publish date: 2026-09-08 08:25:59

………徹夜ってしんどいよ、ね…。

いやね、頑張ったんだよ。

私めっちゃ頑張ったの…。

いや、違うの。本当は…本当はっ、止め時が見つからなかったんだっ!

すっごい楽しかったのー。ゲームって楽しいよねー。

しかも練習モードで歌唱力のメーターゲージが貯まるまですっごく時間かかってね。

そのー……今日で完徹三日目です。

「てへっ!」

「王子。てへ、じゃねーし」

「いやんっ、ユメの口調が怖い事にーっ!」

「王子、目の下に隈とか。あり得ないから。取りあえず、今日のレッスン見てなくて良いから、寝て」

「えーっと…」

棗お兄ちゃんいないし、鴇お兄ちゃんもいないしなー…。優兎くんもいないし…あんまり眠れないから結果は一緒かもしれないと言うか何と言うか…。

「眠れないならせめて、目を閉じて休んでて」

「…はぁーい…」

こう言う時のユメと華菜ちゃんは強いのです。

仕方なく椅子に座って目を閉じようと思っていると、

「姫さん。こっちにおいで」

「?、奏輔お兄ちゃん?」

レッスン室の壁に背を預けている奏輔お兄ちゃんが私を呼んだ。

素直にそちらへ行くと何故か奏輔お兄ちゃんが
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    ………徹夜ってしんどいよ、ね…。 いやね、頑張ったんだよ。 私めっちゃ頑張ったの…。 いや、違うの。本当は…本当はっ、止め時が見つからなかったんだっ! すっごい楽しかったのー。ゲームって楽しいよねー。 しかも練習モードで歌唱力のメーターゲージが貯まるまですっごく時間かかってね。 そのー……今日で完徹三日目です。 「てへっ!」 「王子。てへ、じゃねーし」 「いやんっ、ユメの口調が怖い事にーっ!」 「王子、目の下に隈とか。あり得ないから。取りあえず、今日のレッスン見てなくて良いから、寝て」 「えーっと…」 棗お兄ちゃんいないし、鴇お兄ちゃんもいないしなー…。優兎くんもいないし…あんまり眠れないから結果は一緒かもしれないと言うか何と言うか…。 「眠れないならせめて、目を閉じて休んでて」 「…はぁーい…」 こう言う時のユメと華菜ちゃんは強いのです。 仕方なく椅子に座って目を閉じようと思っていると、 「姫さん。こっちにおいで」 「?、奏輔お兄ちゃん?」 レッスン室の壁に背を預けている奏輔お兄ちゃんが私を呼んだ。 素直にそちらへ行くと何故か奏輔お兄ちゃんがポンポンと自分の太ももを叩いた。 「?」 理解出来ずに首を傾げていると、苦笑した奏輔お兄ちゃんが私の肩を掴んで、…これは膝枕でしょうか? 「奏輔お兄ちゃん?」 「今日はレッスン言うても陸実も海里もまだ学校の補習から来てへんし、空良は今から歌レッスンやからそれを子守歌にして寝たらええ。空良の奴、爆発的に歌上手くなったから、良い子守歌になると思うで?」 そう言って笑う奏輔お兄ちゃんを見上げると、奏輔お兄ちゃんは真っ直ぐ空良くんの方を向いていた。 歌の練習…。 天井を向いていた体を横にして、奏輔お兄ちゃんと一緒に空良くんを見守る。 「~~♪………ちょっと、違う?もう少し、低めに…~~~♪、……うん、こうだ…。じゃあ、一回通して歌ってみよう」 楽譜を持って立ち上がった空良くん。 「準備はええか?空良」 「はい。奏輔様」 しっかり頷いた空良くんに頷きで返した奏輔お兄ちゃんは手早くスマホを操作して音楽を流した。 あれ?この曲って…。 私が朝までしつこくしつこーくやり続けた練習モードの曲では…? あぁー、やばい。 イントロ流れただけで、指がコントローラーを握る形になる

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  • 乙女ゲームのヒロインに転生しました。でも私、男性恐怖症なんですけど…。外伝!   第三十二話② ※※※

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